闇の翼

会社を辞めたい。最近ふつふつと湧き立つ感情である。ものすごく辞めたいわけでもないし、ただ口にしたいだけの欲求というわけでもない、「そこそこ」辞めたいの感情。どっちつかずの微妙な感情の遷移の中で、いつ「今すぐ辞めよう」に転ぶかわからない。こんなことをぶつくさと考えている時点でまぁまぁ闇が差し掛かっているのだろうが、給料は相場と比較すれば優遇されていることはわかっているのでバランスを考える。後ろ向きな分析だが、最近とかく会社や上司に対するロイヤルティが激減した。それは何故かと考えると自分に対する処遇の勝手さというか、便利屋みたいに色んな仕事を押し付けてくるところに段々と嫌気がさしてきたわけである。仕事も上司も会社のビジネスもリスペクトできない。全部中途半端だ。

やはりマイナスの感情は言葉にならないし、言葉にしても尻切れで終わりがちになる。このことはもっと沢山の言葉で整理したいのに何も出てこない。それはそれで良いのかもしれない。わからない。マイナスの感情は何でも「わからない」で終了。

このままほとぼりが冷めるのを待つか、「辞めたい」の閾値を超えて「辞める」に変わるのを待つか。長い人生だからこういうこともあるだろうと思っているし、様子を見ながらじっくり考えるべきことだというのも理解しているが、どこで潮目が変わるかわからない以上、しばらくは不安定な気分に身を委ねるしかない。自らの救い主は自分であるという考えはちょっと身に重い。自助努力は素晴らしいことだが、こういうときは少し息抜きして他力本願で行きましょうかね。

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